日記

統合失調症とちょっとアートの備忘録。

体調が良くなった話

アメブロに載せた記事をこちらにも掲載します。

 

 

減薬して体調が良くなった話を書く。

減薬したのは妊娠しても胎児に悪影響のない薬の種類と量にするため。
統合失調症のメインの薬を変え、副作用止めの薬を無くし、妊娠しても大丈夫になったのが2年半前。
この薬の変更で、体調がかなり良くなった。

統合失調症を発症したのが10年前で、その時から薬を飲んでいる。
病気の陰性症状と薬の影響の両方があるのだろうが、
眠い、だるい、頭がボーッとする、外出して異常に疲れる、過眠などの症状があった。
長年こうなので、こういうものだと思って付き合うことを覚えてきた。
それが2年半前の減薬で軽減した。
まず、薬の量を3分の1にした時に、
主治医に、前より会話の返答が早くなったけど、興奮した感じとかない?大丈夫?というような事を聞かれた。
この時はとにかく日中眠くない、寝すぎていないから頭が動く感じがする、と答えた気がする。

 

 

それから、徐々に出来ることが増えてきた。お風呂に入れないことが減り、本が読めるようになった。絵も描けるようになった。あと、ダイエットに成功した。

これは、体調が悪くなる波が減ったので、いろいろなことが継続して出来るようになって、今まで退化してきたものがリハビリされ、出来るようになったんだと思っている。
何事も、それがどんなに小さな事であっても、継続して積み重ねて行けることってすごい能力で、
今まで体調が悪くなるから、なしくずしに出来なくなってきていた、のだ、とこの時気づいた。
8年ぐらいかけて退化していたものが、徐々に復活してきていた。

 

 

余談だが、この少し前から絵を再開して描いていたのだが、この2年半前の減薬以降、絵が明らかに変わった。表現内容が変わったのではなく、細かい所まで描けるようになったので絵の質が向上した。

 

 

そして、劇的に良くなったのが、
妊娠中の減薬。
主治医が変わったので、この薬も要らないと思う、と、ひとつ薬をやめた。
それが昨年の5月、半年ほど前のこと。
その事は、はてなブログの方で記事にした。
http://d.hatena.ne.jp/unaao/touch/20180724/1532406697

 

 

この劇的に良くなった出来事が、
自分の中で消化しきれなくて、
いまだに夫に、事あるごとに興奮して話すので、夫は何回も同じ話を聞かされていい迷惑である。

 

 

睡眠が長くても7時間で足りるようになった。ラジオやテレビや音楽は2時間以上聞くと疲れて苦痛だったが、一日中かけていても平気になった。長時間本が読めるようになった。外出しても以前ほど疲れなくなったので、連泊の旅行ができるようになった。日中は眠くなく、頭がクリアな感じがする。

 

 

妊娠後半はこのように体調が良くなったので、喜んで興奮して過ごしていた。生きているのってこんなに楽だったんだ、と思った。スーパーマリオで言えば、スターをとって無敵になった感じだ。
と同時にこの9年なんだったんだろう、と良く落ち込んでいた。

 

 

妊娠中は、妊娠中だから安定しているのか、子どもが外に出たらこの調子の良さが維持されるのか疑問だったが、今のところ、一般的な産後の大変さを除いては元気だ。

 

 

妊娠・出産に前向きになれなかった理由のひとつに、体調の波があって動けない事もあったから、子育てができるのだろうかという不安もあった。それが意外な形で解決してしまった。
以前の体調だったら、それでも子育てはしたのだろうが、相当大変だったはずだ。

 

この事を考えるたびに、幸運に喜び、興奮している。
なので記事にしてみた。

マリオのスターは時間が決まっているけど、私のは永遠に続いて欲しい。
スターよ永遠なれ。