日記

統合失調症とちょっとアートの備忘録。

核心をつくのは専門家ではない

ぶっちゃけた話を書かせてください。

表向きには言えない思い。こっそりと。

 

 

自分の絵の展示会場に滞在している。

いろんな人が来るけれど、会場に入るとだいたいどんな人かの雰囲気が漂う。

何かの美術作家だな、

ギャラリー巡りをしている美術マニアだ、

たぶん新聞みてきてくれた普段はギャラリーには行かない人たち、

お金持ちのマダム(絵買ってくれそう←うわすごい下心)

ギャラリストか評論家かわからないけれど、なにか美術の専門家だな、

会場のエリアで仕事をしている人たち、

あと、友人知人(これはわかるの当たり前)

 

 

たぶん趣味で絵画の教室に通っている年配の女性グループがきた。

一人だけ少し離れてゆっくり絵を見ていた。

少し話すと、耳が遠いみたいだ。

その人が何枚かの絵を見て

「こういう感じがするわ。これはこうで、この絵でこうなって、こっちの絵でこうなるイメージがするわ。」(絵の内容の話なのでここには具体的には書かない)

その内容が、私がこういうことを表現したいのではないか、

と思って今回取り組んだ内容そのもので、

しかもまだ掴み切れていなかったその先まで話していたので

はっ!と思って背中がゾクゾクした。

 

 

複数のギャラリストにアドバイスももらったし、

知り合いの美術家たちと絵についての話もするし、技術的な話もいろいろあるし、

その話をもとに次の表現についていろいろ考えるけど、

そんなことは枝葉末節だった、と気づくくらい、

ここまで核心をついた話をした人は初めてだった。

 

 

そういう話が聞けて、会場にいて本当によかった。

私の思いを伝える相手はもしかしたら美術の専門家ではない人たちなのかもしれない。