見ました、ビューティフル・マインド。
統合失調症という観点から。
ウィキペディアにも書いてあるけど、
「この作品にみられるほどの明瞭な幻視体験は稀」
確かにあんなにはっきりと人物まで作り上げて、という幻視や幻覚はあるのかな、と言う印象。
ただ、世界の軍事関係もまきこんでいる妄想や、雑誌の文字が浮かび上がってくる描写はリアル。私の場合は新聞やネットの記述、あらゆるチラシなど浮かび上がるように特定の部分が訴えかけてきて、その部分は私に関係ある(とても個人的なこと)ことを隠喩か何かで書いているんだと思ってた。そしてある本には実際にその部分に書き込みをしていた。ただそれを異常なことだとは感じない。病識がないというやつ。
そのほかも、社交的じゃないことや、退院後、「他の人はどんなことをしているのか」というような会話があって、いろんなことに興味・関心がなくなること、など、現実的でした。
原作の本の方も読まなきゃなと思わせられた。
統合失調症はこの映画の中心にはなっているけど、それだけではないわけで、
全体も含めて、いい映画でした。