日記

統合失調症とちょっとアートの備忘録。

一ヶ月以上前に書いた文章

何もなさ
自分の中の「何もなさ」にあきれている。
ぽっかりと空いた時間に、趣味を持つでもなく、
勉強するでもなく、時間つぶしを見つけるでもなく、
ただぽっかりと穴があいて
リビングをうろついている。


ニュースぐらいはチェックしているが、テレビを見ても10分と続かない。
昔は3時間ぐらいだらだらとテレビを見ることができた。
ブラウン管(今は液晶か…)のなかにいる人間だって
同じ人間には変わりなはないのだろうけれど
飾り付けられた虚構を見ているようで
前のように入り込めない。
特に私は言葉のあや、というものがわからないから
そういうのが得意な芸人さんを見ているとつらくなる。


本も3ページと続かない。根気か続かない。
どんなジャンルが好きかと言われても頭の中は空白になるだけだし
昔は小説を夢中になってい読んでいたけれど
発症後は「自分のことが書いてある」という妄想が、
トラウマというほど大げさじゃないけど、
ちらちらと頭をかすめ、怖くて手にとることもできない。
漫画はもともと、ほとんど読まない。


インターネットも昔は気がついたら何時間もやっていたけれど
今は見るものは少しに限っていて、本が読めないのと同じように
多くは読めない。


新聞も手にとる気になれない。


他人とのおしゃべりも
ここに書いたように緊張を強いられる。


見られるメディアといったら映画くらいか?
病後の療養中によく映画を見ていた。


以前は、自分とは何か、何をすればいいのか
見たいな事をずっと考えていて、パソコン上に文章を執拗に書いていた。
夢中になって絵を描いていたし、
いろんな分野にアンテナを張っていた。


それが今は空っぽ。
執着がなくなったと言う意味でこれはこれでいいのかもしれない。